ヤスダエンジニアリング株式会社ソフテレック事業部は、融雪設備の企画検討から設計・施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。
自然と環境に優しい製品とシステム展開で積雪・凍結の問題を解決します。
当社は、高強度で柔軟性に優れる繊維状発熱線“ソフテレック®”を使用したヒーター事業に基盤を置いています。展開市場は橋梁・車道・歩道・駐車場のロードヒーティングなど、多岐にわたります。その中でも耐荷重性と耐振動性が求められる交差点部、橋梁部、高速道路での施工実績が多くあります。
ヒーター線の特長として、【重交通道路に適した耐久性】【ヒーター敷設時間の短縮】【独自の制御システムによる大幅なランニングコストの低減】の3つが挙げられます。当社製品は、これらの有利性が認められて多くの公共事業で採用されています。また階段・屋根用の融雪用製品に採用されるなど、その活躍の場を広げています。
マイクロメタルファイバーとアラミド繊維を新複合加工技術により、撚り合わせた新しいタイプの発熱線です。
柔軟可撓性や耐久性に優れた特長を有します。
(※)アラミド繊維は、防弾チョッキ、自動車のブレーキパッドなどに使用されるほど高強度で耐熱性に優れた繊維です。
極めて細かいアラミド繊維とマイクロメタルファイバーを使用しているため、ミシン縫いが可能なほど柔軟性に優れています。
加工性が良く、様々な形態(糸、織物、編物、コード)に加工することができます。
高強度アラミド繊維(※)を使用しており、屈曲磨耗性に優れているため、長期間の使用が可能です。
また、高耐食性金属を使用しているため、化学薬品(アルカリ、溶剤、汗)や湿気による影響がありません。
低電圧でも発熱させることが可能なほど、適度な電気抵抗があります。発熱表面積が大きいので、ニクロム線に比べて高い熱効率を持ちます。
また、アラミド繊維を使用しているため、300℃まで加熱が可能です。アラミド繊維には遠赤外線放射率が高いという特性もあり、ニクロム線の20%に比べて、80%もの放射率を示します。
繊維状発熱線を絶縁被覆加工後、最外部を耐熱耐圧繊維で被覆し、耐圧・耐熱性を向上させた電熱線を“ブレードヒーター”と称しています。
従来の面状発熱体やニクロム電熱線に比べ、柔軟性及び耐荷重・ 耐振動性に優れた発熱線です。
導体部が高強度で柔軟性に富む繊維であるため、橋梁などの振動に対する耐久性に優れています。
一般道路とほぼ同じ舗装構造、舗装方法により舗設できるため、舗装強度は一般道路の強度と同程度にできます。
ヒーター線の最外縁部に耐熱性保護被覆を設け、その内層への熱の影響を緩和させる構造のため、高温アスファルト(180℃程度)による舗設が可能です。
高強度ヒーター線であるため、大型フィニッシャー及び大型合材ダンプをヒーター線の直上に乗り入れて舗設することが可能です。
※ 急勾配部または急カーブ部では、機械舗設が不可能な場合があります。
大型舗装機械をヒーター線の直上に乗り上げて舗設できるため、舗装施工時間の短縮が図れます。また、融雪平面形状に合わせたヒーターユニットを工場で製作してから現地搬入するため、現地での加工はほとんどありません。よって1日あたりのヒーターユニット布設量は他製品に比べて最も多くでき、施工性に優れます(1,300m2/日の敷設実績有り)。
供用後の外的要因などによりヒーター線が損傷した場合、ピンポイントでの補修が可能です。
繊維状発熱線の昇温に優れた特性と、省エネ制御方式(TS方式)とを組み合わせることにより、ランニングコストを低減することが可能です。